ALZUNI BLOG
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体の、中心を、支える、一本の、道。

毎日、意識することなく、私たちの、体の、中心を、支え続けてくれる、存在があります。 立つときも、歩くときも、座るときも、常に、そこに、あり、静かに、寄り添ってくれる、相棒。それが、ベルトです。

ベルト屋から、始まった、私たち、アルズニにとって、ベルトは、単なる、アクセサリーでは、ありません。それは、私たちの、ものづくりの、原点であり、哲学、そのものです。

今回は、アルズニの、原点である、ベルトについて、その、背景、素材、そして、私たちの、思想の、視点から、お話ししていきます。

人と、革を、繋いできた、長い、歴史

ベルトの、歴史は、人類が、衣服を、身に、纏い始めた、太古の、時代にまで、遡ります。当初は、衣服を、体に、固定するための、純粋に、機能的な、道具でした。しかし、やがて、それは、武器を、吊るし、道具を、下げるための、実用的な、役割を、担うようになります。中世ヨーロッパでは、騎士たちが、その、階級や、所属を、示すために、豪華な、装飾を、施した、ベルトを、身につけ、権威の、象徴となりました。

時代が、下り、ファッションとしての、役割が、重視されるようになっても、ベルトが、持つ「その人を、支え、象徴する」という、本質は、変わりません。一本の、ベルトには、それを、身につけてきた、人々の、文化や、生活、そして、美意識の、歴史が、静かに、刻み込まれているのです。

なぜ、一本の「厚革」に、こだわるのか

アルズニの、ベルトの、最大にして、最も、譲れない、特徴。それは「一枚の、厚い、革」から、作られている、ということです。効率が、求められる、現代では、薄い、革を、何枚も、貼り合わせて、厚みを、出した、ベルトが、主流です。しかし、私たちは、その、手法を、選びません。

なぜなら、ベルトは、常に、張力と、摩擦に、さらされ、体の、動きに、合わせて、しなやかに、曲がることを、要求される、最も、過酷な、環境に、置かれる、革製品だからです。貼り合わせた、革は、いつか、必ず、剥がれてしまう。しかし、一枚の、無垢な、革は、たとえ、傷が、ついても、決して、その、本質的な、強さを、失うことは、ありません。使い込むほどに、持ち主の、腰の、形に、馴染み、まるで、体の一部のように、フィットしていく。この、正直で、揺るぎない、強さと、優しさこそが、私たちが、厚い、一枚革に、こだわり続ける、理由なのです。

アルズニと「ベルト」の向き合い方

なぜ、私たちは「原点」を、守り続けるのか

アルズニは、ベルト屋として、産声を、上げました。その、原点にあるのは「永く、安心して、使える、本物の、ベルトを、届けたい」という、純粋で、力強い、想いです。その、想いを、実現するために、私たちは、必然的に、分厚く、強靭な、タンニンなめしの、革を、選びました。

私たちの、すべての、製品に、通底する、品質への、執念や、経年変化への、愛情は、すべて、この、一本の、ベルト作りから、始まりました。だからこそ、ベルトは、アルズニの、ブランド哲学の、象徴であり、私たちが、立ち返るべき、原点なのです。時代が、どれだけ、変わろうとも、この、原点を、守り続けること。それが、私たちの、使命だと、考えています。

製作時に、意識している、一本の「道」

ベルトを、製作する、際、職人が、意識するのは、それが、持ち主の、人生という「道」に、寄り添う、存在である、ということです。革を、裁断する、とき、その、革が、持つ、繊維の、流れを、読み、最も、強く、しなやかな、方向を、見極めます。それは、これから、始まる、長い、旅路に、耐えうる、強さを、与えるためです。

ベルトの、穴は、単なる、調整機能では、ありません。持ち主の、体の、変化、人生の、ステージの、変化を、刻む、目印です。その、一つ一つの、穴を、丁寧に、開け、磨き上げる、作業は、持ち主の、未来への、敬意の、表れでもあります。そして、ベルトの、縁(コバ)を、何度も、何度も、磨き上げるのは、その「道」が、滑らかで、美しい、ものであるように、という、願いを、込めているのです。

腰に、巻かれた、とき、物語は、始まる

私たちの、手によって、作られた、ベルトは、まだ、完成品では、ありません。それは、これから、始まる、物語の、ための、序章に、すぎないのです。

その、ベルトが、初めて、持ち主の、腰に、巻かれた、とき。その、瞬間から、本当の、物語が、始まります。持ち主の、体温を、感じ、汗を、吸い、日々の、動きと、共に、少しずつ、その、形を、変えていく。バックルの、跡が、付き、よく、使う、穴は、少しずつ、広がっていく。その、すべてが、持ち主だけが、描くことのできる、唯一無二の、模様となります。私たちは、その、静かで、パーソナルな、物語が、生まれる、余白を、大切に、したいと、考えています。

まとめ

一本の、ベルトは、あなたの、人生の、中心で、静かに、時を、刻みます。

それは、喜びの、時も、苦難の、時も、変わらず、あなたを、支え続け、その、すべてを、記憶していく、最も、身近な、証人です。そして、いつの日か、その、役目を、終えるとき、ベルトに、刻まれた、深い、シワや、豊かな、艶は、あなたが、歩んできた、人生の、道のりの、尊さを、何よりも、美しく、物語ってくれるでしょう。

アルズニは、これからも、そうした、人生の、伴走者と、なるべき、一本の、道を、作り続けていきます。

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