革製品と、過ごす、時間は、まるで、親しい、友人と、語らう、時間に、似ています。楽しい、時も、あれば、時には、予期せぬ、出来事に、見舞われることも、あるでしょう。水に、濡れて、シミが、できてしまったり、うっかり、傷を、つけてしまったり。しかし、そうした、一つ一つの、出来事さえも、後になれば、愛おしい、思い出として、刻まれていきます。
今回は、革製品との、付き合い方、特に、避けては、通れない、トラブルと、その、向き合い方について、アルズニの、考え方を、お話しします。
トラブルは、対話の、始まり
私たちは、革製品に、起こる、トラブルを、単なる、ネガティブな、出来事だとは、考えていません。むしろ、それは、革という、生き物と、より、深く、対話するための、きっかけだと、捉えています。なぜ、シミが、できたのか。なぜ、ひび割れてしまったのか。その、原因を、探ることは、革の、特性を、より、深く、理解する、プロセスでも、あります。
例えば、水に、濡れて、できた、シミは、その、革が、水分を、吸収しやすい、性質である、ことの、証です。乾燥して、できた、ひび割れは、革が、潤いを、求めている、サインかもしれません。トラブルは、革が、私たちに、送る、メッセージなのです。その、声に、耳を、傾け、適切に、応えてあげること。それが、革と、長く、良好な、関係を、築くための、秘訣です。
すべての、傷は、物語になる
アルズニの、製品、特に、タンニンなめしの、厚革を、使った、製品は、傷が、つきやすい、という、特徴が、あります。しかし、私たちは、その、傷を、隠そうとは、しません。むしろ、その、傷こそが、持ち主と、製品が、共に、過ごした、時間の、証であり、唯一無二の、物語を、紡いでいく、重要な、要素だと、考えているからです。
旅先で、ついた、傷。仕事で、使い込んだ、証。子供が、つけた、小さな、落書き。それら、すべてが、製品の、表情を、豊かにし、世界に、一つだけの、特別な、存在へと、育てていきます。私たちは、製品を、通して、そうした、人生の、断片を、記録し、記憶していく、お手伝いを、したいのです。だからこそ、アルズニは、修理や、メンテナンスを、通して、お客様が、その、物語を、永く、紡いでいく、サポートを、惜しみません。
アルズニと「時間」の向き合い方
なぜ、私たちは、手間のかかる、素材を、選ぶのか
世の中には、傷が、つきにくく、メンテナンスも、簡単な、素材が、溢れています。それでも、私たちが、あえて、タンニンなめしの、革のような、手間のかかる、素材を、選び続けるのは、その、手間さえも、愛おしいと、感じられるほどの、深い、魅力が、あるからです。
定期的に、オイルを、塗り込み、優しく、磨き上げる、時間。それは、単なる、作業ではなく、製品との、対話の、時間です。自分の、手で、触れ、慈しむことで、製品への、愛着は、より、一層、深まっていきます。効率や、便利さだけでは、決して、得られない、心の、豊かさが、そこには、あると、信じています。
製作時に、意識している、未来の、表情
職人が、製品を、作る時、その、視線は、常に、数年後、数十年後の、未来を、見据えています。この、革は、使い込むと、どのような、色に、変化するだろうか。この、縫い方は、長い、年月の、使用に、耐えられるだろうか。その、すべてを、計算し、未来の、美しい、経年変化を、デザインするのです。
例えば、あえて、少し、硬めに、仕上げることで、持ち主の、身体や、使い方に、合わせて、徐々に、馴染んでいく、余地を、残します。新品の、状態が、100点満点なのではなく、使い込むことで、120点、150点へと、価値が、高まっていく。それが、アルズニの、考える、ものづくりです。
永く、使う、という、最高の、贅沢
一つの、ものを、大切に、永く、使い続けること。それは、現代社会において、最も、贅沢な、行為の、一つかもしれません。アルズニは、修理や、メンテナンスを、通して、お客様の、その、贅沢な、時間を、全力で、サポートします。
糸が、ほつれれば、縫い直し、金具が、壊れれば、交換する。時には、革の、一部を、張り替えることも、あるでしょう。そうして、修理を、繰り返しながら、使い続けられた、製品は、もはや、単なる、モノでは、ありません。持ち主の、人生の、一部であり、かけがえのない、相棒です。私たちは、その、相棒との、物語が、永遠に、続くよう、寄り添い続けます。
まとめ
革製品との、暮らしは、決して、平坦な、道のりでは、ないかもしれません。 しかし、トラブルや、傷さえも、対話の、きっかけとして、受け入れ、慈しむことで、 その、関係は、より、深く、豊かなものへと、変わっていきます。
アルズニは、これからも、永く、愛せる、相棒を、生み出し、 その、物語が、永遠に、続くための、手伝いを、していきます。 あなたの、人生という、旅の、傍らに、私たちの、製品が、あることを、願って。